県大会   第39回岡山県高等学校総合文化祭演劇部門

 
平成27年 10月31日(土)・11月1日(日) 会場 岡山市民文化ホール
       

審査結果

岡山県教育委員会教育長賞
 岡山東商業『わが町 岡山』  ソーントン ワイルダー原作 柴幸男構成・脚色 岡山東商業高校演劇部潤色

岡山県高等学校演劇協議会長賞
 岡山工業『ちょっと小噺』  北見北斗高校演劇部・新井繁

岡山市教育委員会教育長賞
 岡山学芸館『むすんでひらいて。』  柳雅之

山陽新聞社賞
 総社『ともことサマーキャンプ』  畑澤聖悟

創作脚本賞
 『むすんでひらいて。』 柳雅之

特別賞
 倉敷鷲羽 「生みの苦しみを痛感させた舞台」に対して


岡山東商,岡山工業の2校が,11月21日(土)・22日(日)の両日,アステールプラザで行われる中国地区高等学校演劇発表会に出場します。


講師: 林 成彦(青年団演出部/「高校演劇サミット」プロデューサー)

日程:
 10月 31日(土)  
9:40 開会式
 
 
  10:00 @ 岡山学芸館 『むすんでひらいて。』 柳 雅之(顧問創作)
  11:25 A 倉敷中央 『全校ワックス』 中村 勉(既成)
        昼休み    
  13:05 B 就実 『避難』 村橋 賢志(既成) 就実高校演劇部潤色
  14:30 C 岡山県作陽 『ひととせ』 奥田 菜津(既成) 作陽高校演劇部潤色
  15:55 D 総社 『ともことサマーキャンプ』 畑澤 聖悟(既成)
  17:20 E 岡山東商業 『わが町 岡山』 ソーントン ワイルダー原作 柴幸男構成・脚色
岡山東商業高校演劇部潤色

 11月 1日(日)  
  9:40 F 総社南 『停学の名人』 石原 哲也(既成)
  11:05 G 岡山工業 『ちょっと小噺』 北見北斗高校演劇部・新井繁(既成)
        昼休み    
  12:45 H 津山東 『かげの歌』 ぼぶ☆れのん(既成)
  14:10 I 倉敷鷲羽 『間違いつづき』 丸山 雷(生徒創作)
  15:35 J 邑久 『室長』 畑澤 聖悟(既成) 寺岡俊之潤色
  17:00   生徒講評    
  17:20   閉会行事    


<各校からのコメント>

岡山学芸館
 太平洋の小さな島国で結婚式を挙げる哲平と望。その島は、70年前、哲平の祖父、哲朗の戦地でもあった…。
 史実を元に、今この時代に感じたいお芝居です。

 学芸館高校演劇部、創部以来十数年、念願の県大会初出場です。引退することなく舞台に立ち続けることを選んだ3年生4名と、2年3名、1年3名の役者計10名と裏方4名が1時間の舞台をつくります。高校演劇の大会や校内公演だけではなく、一般の小劇場などでの自主公演も重ねてきました。4月には上之町会館で、9月には旧内山下小学校で舞台を創り、経験を積みました。役者にあて書きした台本で演じられる舞台に、どうぞご期待ください。


倉敷中央
 突然決まった全校ワックスの日、5人のワックス作業班が集まった。
学校というところは、ほんとうにもう、なんというかもう、私たちを試すようなことばかりする。」
                 ・・・・・・「ほんとうにそうだよね。」 〔演劇部談〕

 倉敷中央高校は、毎年3月初旬全校ワックスを行う。教室はもとより、廊下、階段、特別教室。それでも、毎年なぜか全校ワックスから漏れる場所がある。その一つが職員室。この台本を上演するにあたって、そこには深い意味があるのかもしれないと思うようになってきた。  〔顧問談〕  


就実
 校内の避難訓練中に起きた事件が、それぞれの登場人物の心情を浮き彫りにしていきます。避難訓練の最中、彼女たちは何を思い、どう行動したのか・・・。


岡山県作陽
 今回上演する『ひととせ』は、たった一人の演劇部員になってしまった牧原咲が、春・夏・秋・冬と一年を通して新入部員の勧誘や文化祭公演を目指し、最後に卒業していく物語です。
 今の作陽高校演劇部に重ね合わせ脚本を潤色し、ありったけの思いを込めて演技しています。一人芝居ではありますが、数少ない部員みんなで力を合わせて一生懸命作った舞台です。少しでも多くの方に楽しんで見て頂ければ幸いです。


総社
 いじめを題材にした思い作品です。いじめを親の視点からも描きます。


岡山東商業
 こんにちは東商演劇部です。今回私たちは日々自分たちが見落としている「大切なこと」を見直すことにしました。
 家族との挨拶。友達との会話。何気ない一言。当たり前だと思っている日常。
 少し立ち止まって見てみると「大切なこと」は私たちの周りに溢れています。

 ―この世界はあまりにも素晴らしすぎて、誰もそれに気付かないのね……


総社南
 高校生の吉川達也は、校則で禁止されているバイクに乗り、すでに5回の停学を受けているにもかかわらず、またしても教師二人に目撃されてしまった。教師は「確かに達也だった」と言うが、達也本人は今度ばかりは頑として認めない。真実はどちらにあるのか…?登場人物のすべてが「はまり役」です。特に、主人公の達也役の熱演と、佐藤先生役の、高校生とは思えない「渋い」演技にご注目ください。


岡山工業
 落語研究会がバレンタインに寄席を行うお話です。地味な男子4人が奮闘します。客席に、笑いと感動を届けられるように、精一杯頑張ります。


津山東
 「万葉人のように短歌で恋心を伝えたい」
 現代の、それも女子高校生友子がとんでもないことを考えた。
 しかも、友達でもなんでもない文芸部の友子に歌作りを押しつけた。
 『シラノ・ド・ベルジュラク』よろしく、友達の恋の歌を作り続ける友子にもやがて…。


倉敷鷲羽
 みんなには見えないけれど、俺には見える。
 みんなには聞こえないけれど、俺には聞こえる。
 みんなが本当はどう思っているか、言わなくても聞こえてくる。


邑久
 とある高校の会議室。
 そこに集められた、何の係にも入っていない9人のクラスメートたち。
 彼らの目的、それはクラスの代表「室長」を自分たちの中から話し合いで決めること…。9人の想いは一つ

 「室長なんてやりたくない!!」

 進まない話し合い、始まる押し付け合い、なすり合い、悪くなる会議室の空気…
 果たしてこんな調子で、室長は決まるのか!? 
 息づまる攻防が今、始まる・・・!