県大会   第44回岡山県高等学校総合文化祭演劇部門 第70回岡山県高等学校演劇発表会


令和2年 11月 21日(土) ・ 11月 22日(日) 会場 岡山市民文化ホール

      ※本年度は感染症対策のため,関係者のみで開催いたしました。
        ご了解ください。 
       

講師: 林 成彦(青年団演出部/「高校演劇サミット」プロデューサー)


審査結果:

岡山県教育委員会教育長賞
 
明誠学院 『赤ずきんと肉の食えないオオカミの話2020』 作: 螺子頭斬蔵 (既成)

岡山県高等学校演劇協議会会長賞
岡山南  シンブンシ
新 聞 紙
作: 安良田 愛斗 (生徒創作)

岡山市教育委員会教育長賞 
玉野 『志望理由書』 作: いぐりんとその仲間達 (既成)
潤色: 寺岡 俊之
山陽新聞社賞
 
岡山操山 『駆出町停留所』 作: 岡山操山高校演劇部 (生徒創作)
優良賞
 
岡山城東 『昭和みつぱん伝 浅草・橋場二丁目物語』 作: タカハシ ナオコ  (既成)
玉島 『Snow Smile』 作: 足立 貴文 (顧問創作)
新見 『トラスト』 作: 新見高校演劇部 (生徒創作)
倉敷青陵 『robbed me.』 作: 牧 小雪 (生徒創作)
総社 『夕暮れの上の月』 作: 田村 和也 (既成)
津山東 『明日への『汽笛』』 作: 山根 正光 (顧問創作)
岡山学芸館 『ナナコ・イン・ワンダーランド
 宮沢賢治「カイロ団長」より』
作: 柳 雅之 (顧問創作)
特別賞
 
岡山城東 令和のJKが昭和の女子学生を見事に演じたこと」
に対して
 
創作脚本賞
 
安良田愛斗 シンブンシ
新 聞 紙
 

    明誠学院,岡山南,玉野 の3校が
        12月19〜20日に 岡山市民文化ホール で行われる中国地区高等学校演劇発表会に出場します。
            (この発表会も関係者のみで開催し,一般の入場はお断りさせていただきます。ご了解ください)


日程:
 11月 21日(土)    
9:40 開会式
 
 
  10:00 @ 岡山城東 『昭和みつぱん伝
 浅草・橋場二丁目物語』
作: タカハシ ナオコ  (既成)
  11:25 A 玉島 『Snow Smile』 作: 足立 貴文 (顧問創作)
             
  13:55 B 岡山南   シンブンシ
新 聞 紙
作: 安良田 愛斗 (生徒創作)
  14:20 C 新見 『トラスト』 作: 新見高校演劇部 (生徒創作)
  15:45 D 倉敷青陵 『robbed me.』 作: 牧 小雪 (生徒創作)
  17:10 E 岡山操山 『駆出町停留所』 作: 岡山操山高校演劇部 (生徒創作)

 11月 22日(日)    
  9:40 F 総社 『夕暮れの上の月』 作: 田村 和也 (既成)
  11:05 G 津山東 『明日への『汽笛』』 作: 山根 正光 (顧問創作)
             
12:55 H 明誠学院 『赤ずきんと肉の食えないオオカミの話2020』 作: 螺子頭 斬蔵 (既成)
14:20 I 玉野 『志望理由書』 作: いぐりんとその仲間達 (既成)
潤色: 寺岡 俊之
15:45 J 岡山学芸館 『ナナコ・イン・ワンダーランド
 宮沢賢治「カイロ団長」より』
作: 柳 雅之 (顧問創作)
           
      閉会行事    


各校からのメッセージ

岡山城東高校 『昭和みつぱん伝 浅草・橋場二丁目物語』
東京浅草の浅草寺にほど近い橋場は、戦前、富裕層の人々の屋敷が建ち並び、高級住宅街の風情が漂う場所でした。しかし、1945年3月の東京大空襲で灰燼に帰しました。戦後、市街地は復興したものの、昔日の面影は殆ど残っていません。この作品は、かつてこの町に住んだ二人の女学生の交流を描いたものです。戦争に翻弄されても、明るく前向きに生きる若者がいたことをお伝えできればと思います。


玉島高校 『Snow Smile』
本作品は冬の街のアパートの一室が舞台となっています。母親と娘それに父親の織りなす「家族のカタチ」をテーマとした小さな物語となっています。今の時代に感じていただきたい内容となっていると思いますので,是非ご覧下さい。


岡山南高校 『新聞紙シンブンシ』
 とある高校のシンブン部は、最後の発刊に向けて活動していた。そこに舞い込んだビックニュース!!和気あいあいと話し合いを進める彼女たちだが……
――――――何か大切なこと忘れていませんか。――――――
 こんにちは。岡山南高校演劇部です!!私達は2年生6人、1年生10人の計16人で毎日楽しく活動しています。今回は、創作台本に挑戦し、話し合いを重ね、部員一丸となって作り上げました。
 女子しかいない、岡山南独特の舞台を是非お楽しみください。


新見高校 『トラスト』
「トラスト」(trust)というのは、「信頼」や「信託」といった「信じる」ことに関連しています。言い伝えに囚われる彼らの思いが交錯する中で、「お互い」が何を信じるのか。元気あふれる新見高校らしさを全開で演じます!!


倉敷青陵高校 『robbed me.』
誰もが一度は夢に見る、強くてかっこいいヒーローたち。
あなたも、そんな正義のヒーローになってみたい!と思ったことがあるだろう。
これは、そんなヒーロー(仮)たちの物語である。


岡山操山高校 『駆出町停留所』
町外れのバス停に雨宿りの人が一人、また一人・・・
みんな一歩を踏み出せなくて待っている
いつになったら駆け出して行くのか・・・?


総社高校 『夕暮れの上の月』
 だけど、地平線のあたりはまだ夕日が残っていて、長く伸びた雲が紫色で、でも空のずっと高いところはもうすっかり夜になってて、くっきりした月が出てて。で、すこし視線を下ろすと、電柱の街灯がともってて。遠くでサイレンの音が聞こえて。ああ、きれいだなあって。そんなとき、まだもう少し信じてみようって思う


津山東高校 『明日への『汽笛』』
だめのこ日記によって救われる主役の咲が演劇部の脚本を書いていて、智加枝が現れ勇気を与えるお芝居。


明誠学院高校 『赤ずきんと肉の食えないオオカミの話2020』
 肉が食べられず、人間のような小屋に棲み、畑を耕し、読書ばかりしているオオカミ。家族にも相手にされず、最愛の彼女もそんな彼と一緒になるかどうか悩んでいる。そこに現れた、なぜか行き場なく森を彷徨う赤ずきん。そんな森に人間たちの街が徐々に迫ってくる…。
赤ずきん「あたしね。最近思うの。人間だって肉食べてるし。美味しいし。オオカミが肉食べるのと人間が肉食べるの、いったいどこが違うんだろうって。でも、やっぱり自分や知ってる人が襲われたりしたら、辛いし…許せないし…。でも今は、あなたや、奥さんや、子どもたちが人間に撃たれても嫌なの。だから。」
オオカミ「だから?」
赤ずきん「へへ…どうしていいかわからない。」(2幕1場より)


玉野高校 『志望理由書』
この物語は、受験生 高井 空が、指導教諭 大村 一航から「推薦許可」をもらうまでの話である。


岡山学芸館高校 『ナナコ・イン・ワンダーランド 宮沢賢治「カイロ団長」より』
皆さん、瞳を閉じ少しだけ子供時代を振り返ってみてください。少年少女時代、少なからず小さな命をもてあそんだりしませんでしたか?その遊びをとても楽しんでいませんでしたか?今思えば、平然と惨いことをしていますよね。幼き頃の純粋さや好奇心は、時に残酷であります。その残酷さを踏み越えて、子供はきっと成長するのでしょう。
この劇の主人公ナナコだって皆さんと同じです。そんな彼女がどのように成長していくのか。彼女の成長が周りにどんな影響を与えるのか。物語を通して、愛し愛されること、そして何より「生きる」ことについて、あなたはどう考えますか?